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そんな方でもちょっとしたコツで、ふだん飲んでいるコーヒーが 「びっくりするほどおいしくなります!」 そんなおいしいコーヒーに関する情報をメールセミナーの形式で3回に分けてお届けいたします。

  • コーノ式ドリッパーには興味がある方。
  • いま飲んでいるコーヒーに満足していない方。
  • もっとおいしいコーヒーを飲んでみたい方。

ますはご購読ください。 メールセミナー「かしこいコーヒー選び&コーヒーの淹れ方」 コーヒーの味わいが格段にアップする!そんなメールセミナーです。

コーノ式ドリッパーを使ったおいしいコーヒーの入れ方はコチラ

1) ペーパーの形


まずは、コーノ式と呼ばれているドリッパーで使用するペーパーの形状をご覧ください。普段目にするペーパーの形は台形のものがほとんどですよね?


でも、コーノ式のペーパーは形が違います。私も初めて目にした時にはこんな形もあるのかとちょっとビックリしました。



コーノ式ドリッパーで使うペーパーは円すいの形をしています。


コーノ式ドリッパーを手にとってください。大きな穴が開いていて、円すいペーパーをドリッパーにセットしますと、ペーパーの先端がドリッパーから出るのがお分かりですか?


2)デコボコの秘密?


また、ドリッパーの内側には直線のでこぼこが見えますか?これを「リブ」といいます。台形のドリッパーの場合、このリブがドリッパーのふちまで長く伸びています。(ご家庭にお持ちの方はご確認ください)



コーノ式ドリッパーの場合、このリブの長さがドリッパーの真ん中までと台形にくらべ短くなっています。



実はこのリブの長さがコーヒーをおいしくするポイントです!ペーパーをドリッパーにセットし、粉を入れ、お湯を注ぎますと、このリブがあるところはペーパーとの間に隙間ができるため、ここからコーヒーが下に向かって流れます。コーヒーの抜け道です。


このリブの長さを短くすることにより、コーヒーが横から抜けることなく、円すいの一点に集まってドリップされることができるのです。 コーノ式ドリッパーとは、おいしいコーヒーを淹れるため、1点から抽出することを考えた誠に理にかなったドリッパーなのです!


3)お湯の流れ


台形ドリッパーとのお湯の流れの違いを見てください。台形のドリッパーにお湯を注ぐと、お湯はリブを伝い横から下に流れ、開いた穴(1つもしくは3つ)から流れ出ていきます。 そのため、どうしてもコーヒーの粉とお湯が接する時間が短くなってしまいます。そこでよく蒸らすという言葉を使い、お湯とコーヒーの粉が混ざる時間を延ばしているんです。



ここまでなぜ円すいドリッパーがおいしいコーヒーを淹れることができるのか、ご理解いただけたでしょうか?


4)原点はネルドリップだった!


1. 点から抽出するドリップの方法としては、他に「ネルドリップ」があります。ネルドリップの利点はコーヒーの不純物などをネルの布で濾し、下部の1点から抽出することです。


但しネルの場合、使用後にしっかり洗い、水を張った容器に保存するなどの扱い方にかなり手間がかかります。その手間を省き、簡単にご家庭でも本格的なコーヒーが淹れられる器具がまさにコーノ式のドリッパーなのです。


お湯を上から注いだ時、下にドリップされるコーヒーはこのペーパーの先端からしか抽出されません。お湯がコーヒーの粉の中を通り、先端の1点から抽出されることにより、コーヒーの粉の中にある本来のおいしい成分を十分に抽出することができるのです。


5)デメリットも


しかし、利点ばかりでなくちょっとした難点もあります。

それは抽出に2分〜3分の時間がかかることです。なぜかといいますと、お湯を多く注ぐとお湯を溜めておくことができない構造のため、すぐに円すいの頂点からコーヒーが出てしまいます。

そのためコーヒーの粉の中にあるおいしい成分を十分に抽出するには、ゆっくりとお湯を注ぎドリップに時間をかけなければなりません。

忙しい朝など時間に追われている時には向いていないと思います。十分に時間がある時にゆっくりとお湯を注ぎ、コーヒーの香りが部屋中に広がり、まさにコーヒーを淹れることを楽しむための道具かと思います。

ドリッパーセットのグラスポットを持ってください。取っ手がしっかりと手にフィットするよう考えられた形をしているのが分かります。

グラスポットの丸いフォルムと豊富なカラーバリエーションは、インテリア雑貨としても十分に楽しめます。

 
 
準備

KONO(コーノ)式ドリッパー、円すいペーパー、ドリップポット、中挽きにしたコーヒーの粉(淹れる前に挽くことをおすすめします)、お湯(沸騰したお湯を1〜2分冷ます)を用意します。 ここでは2人用ドリッパーセットを使い、2人分(240ml/コーヒーカップ約2杯分。マグカップ約 1人分)の抽出方法をご説明します。

ミルを使いコーヒーを粉に砕きます。たちどころにコーヒーの香りが漂ってきます。

コーヒーの粉の量は以下を参照にしてください。コーノ式付属の計量カップはすりきり1杯が 12g 。

■1杯分(120cc=コーヒーカップ約1杯分): 16g =計量カップ大盛り1杯
■2杯分(240cc=マグカップ約1杯分): 28g =計量カップすりきり2杯と1/3
■3杯分(360cc): 36g =計量カップすりきり3杯
■4杯分(480cc): 48g =計量カップすりきり4杯

 
コーヒー粉を平らに

2人用のドリッパーに2人用円すいペーパーの端を折り、セットします。

 

そこに人数分のコーヒーの粉を入れ、フィルターの端を手でトントンとたたき粉を絞め、コーヒーを注ぐ面を平らにします。(粉と粉の間を少なくして、よりコーヒーのエキスを抽出しやすくするためです)※写真差し替え(写真準備中です)

 
10円玉の大きさに注ぐ


中心をめがけお湯をコーヒーの粉に注ぐのではなく、ポタポタとまるで雨のしずくのようにお湯を置く感じで落としていきます。数滴お湯を置いていくと、新鮮な豆であれば 粉に含まれる空気がふくらんで放出され泡となって、むくむくとわいてきます。(この泡の中にはアクが含まれています)



このアクを含む泡を最後までドリップポットに落とし切らないことが、味のポイントになってきます。泡の範囲は新鮮な豆ほど外に広がっていきますが、お湯を注ぐ範囲は10円玉の大きさの範囲内にとどめてください。これをペーパーの先端からコーヒーの液体がポタポタと出てくるまで続けます。 だんだんコーヒーの香りが漂い始めました。

 
500円玉にサイズアップ

ペーパーの先端からコーヒーの液体がポタポタと落ちてきたら、お湯を注ぐ範囲を広げていきます。10円玉から500円玉にサイズアップ。お湯を注ぐ範囲は広げてもお湯を注ぐペースは変わらず、ポタポタと。またペーパーのふちには直接お湯をかけないでください。横からお湯だけが下に落ち、薄いコーヒーになってしまいます。ほうら、おまんじゅうのようにコーヒーが膨らんでいます。

 
注ぐ速度をアップ

2人用ドリッパーポットの場合、グラスポットに描いてある「 KONO 」の文字の少し下にコーヒーの液体が達したら、ここで淹れる総量の約1/3の量(80ml)が抽出できたので、ここから少しお湯を注ぐ速度を速めます。膨らむ泡の輪を外に広げるようにで少しお湯の量を増やしていきます。

このときもペーパーのふちには、直接お湯をかけないように注意してください。アクを含む泡が下に沈みこまないうちに、お湯をペースよく注いでください。 かなりコーヒーの香りが充満してきました。

 
グルグルと注ぐ

2人用の場合、グラスポットに描いてある「コーヒーカップの絵」と「 KONO 」の文字の間くらいにコーヒーの液体が達したら、ここで総量の2/3(160ml)が抽出できましたので、ここから仕上げに入っていきます。注ぐお湯の量をぐっと増やし、中心から外へ向かい円を描くようにグルグルとお湯を注ぎます。ここまできたらペーパーのふちにお湯が触れても大丈夫です。この段階ではコーヒーのおいしい成分は十分に抽出されていますので、お湯の量も気にせず中心からグルグルと注いでください。

 
ドリッパーを外す






「コーヒーのカップの絵」の下のラインにコーヒーの液体が達したら、ドリッパーにお湯が溜まっていて、ペーパーの先端からコーヒー液が抽出された状態で、すぐに外します。




コーヒーのアクが下に落ちきる前に、外してしまうことがポイントです。ここですべてのお湯を落とし切ってしまいますと、わざわざアクを下に注いで、コーヒーをまずくしているようなので注意してください。

 
出来上がり!

抽出されたコーヒーの液体をよくかき混ぜ、温めたカップに注いでお召し上がりください。




ここまで約3分ぐらいでしょうか。なかなか忙しい朝などは時間がないかもしれません。でも、ゆっくりと時間が取れるときは、ぜひコーヒーを淹れることを、コーヒーを楽しむことに加えて、香り立つコーヒーの香りに癒されながら、ゆったりとした気持ちでコーヒーを入れてみてください。きっと心穏やかになることでしょう。